2022.04.26 草屋根・森の駐車場
草屋根 北海道上陸
今まで草屋根の施工例最北端は福島県伊達市でした。
建築家の中山武徳さんの自邸。東日本大震災の前のことです。
数年前に秋田から問い合わせがありましたが、その前に一挙に北海道まで北上です。
「おたる宏楽園」さんがサウナを新築されることになり、その屋根を草屋根にされるとのことで、今回は材料販売+施工指導です。
現地でお話をお聞きして、採用までに沢山の方にお世話になっていることがわかりました。
まず、(見つけにくい)弊社のサイトを発見してくださった株式会社ユーキさん、そして設計のO’s(オズ)さん、さらに今回草屋根の施工をされた集楽園さん、ありがとうございます。
おたる宏楽園さんの施設の施設の行き届いていることと、庭園の手入れが丁寧にされていることにも感動しました。
名物の桜並木はまだつぼみでしょうけど、これから満開の桜が楽しめる時期になるでしょう。
近くでないのが残念です。
そして、不思議なことがありました。
3月4日に友人の家族の誘いでたまたま野瀬栄進さんというピアニストのソロライブに足を運んだのですが、この野瀬さんがオープニングのMCで小樽出身ということを知り、その後のメールのやりとりでおたる宏楽園さんでコンサートを開いたことがあり、今回の現場の関係者の多くがその演奏を聴いたことがある、という何とも嬉しいシンクロニシティ。
通常草屋根ではノシバをおすすめしていますが、北海道は凍結があるのでノシバは育たないため「栽培土工芝」を使われています。
写真は集楽園さんから送っていただいた完成直後のもの。いずれ栽培土工芝が青々として、ホテルの名物になることを願っています。
今回はかねてから要望の多かった側面を草にする仕様を採用しています。
側面の芝は枯れやすいのであまりおすすめしてこなかったのですが、この仕様であれば側面の芝が多少傷んでもアクアソイルが流れ出しません。
いずれコケやシダなどが生えることになるでしょうが、側面を緑にするご要望にはお応えできるので、今後標準工法の一つでご案内させていただきたいと思っています。
側面を芝にした施工事例は他にもY邸などがあります。