一枚の紙をカッターで切り、天地に引き伸ばしたような屋根。勾配と階層が異なる屋根が全て繋がっています。どの草屋根も、草屋根ならではの風景や感触がありますが、この屋根からの景色は格別なものでしょう。
VR、ロボット技術の開発拠点。斜面地の建築は緑で覆われ、周囲に溶け込んでいる。
芝生に小さな平家が立っているような不思議な風景。屋根はフラットルーフで、軒先まで緑を見せるために従来の草屋根工法ではなく、AQASOIL+R.P.で施工をしました。わずかな勾配のため、ここでテントを張り屋外を楽しむことがあるそうです。AQASOIL+R.P.は土厚が薄いため水やりが必要です。ほどよい清潔感はクライアントの細やかな手入れの賜物です。
2015年住まいの環境デザインアワード2015最優秀賞
1995年竣工の複合施設。約5800㎡の屋上緑化には竣工時70種類、現時点では100種類を大きく超える植物が健全に生育しています。軒先の一部を除いて人工的な潅水を行っておらず、雨水のみで管理されているのも大きな特徴です。春夏秋冬、植物が美しく変化する姿も魅力。
来客用駐車場あったスペースを新しいクライアントは開けた庭にすることを望んでいました。本来ならコンクリートを壊し、木を植えるところですが、撤去の際に生じる騒音や処分費が課題となり、解決策として駐車場を「人工地盤」として植栽基盤を造成し、アクアソイルによって庭を造るアイデアが採用されました。端部を留めるためにわずかにコンクリートを斫り、たっぷりのアクアソイルでアンジュレーションを造成し、植栽に豊かな表情をもたせています。
外構植栽改修工事。高木数本が植栽された中庭を「眺め」「楽しめる」植栽に改修。高木の位置を変更し、アクアソイルの特性を生かした造形しました。改修後庭をよく見られるよう住宅の改修が行われました。庭の改修が住宅のリフォームのきっかけとなる、という大変ありがたい仕事です。